【屋根材の種類と特徴は?ー代表的な3種類を徹底比較!】

皆さん、こんにちは。


埼玉県比企郡吉見町で屋根工事を手掛けている吉見スレート工業です。


建物の屋根は、私たちを雨風から守り、快適な住空間を確保する重要な役割を担っています。また、家全体のイメージを左右する要素の1つです。

だからこそ、新築で家を建てる際やリフォームの時に、どの屋根材を選んだら良いのか悩まれる方は多いのではないでしょうか?


そこで本日は、代表的な屋根材3種類『瓦屋根』『スレート屋根』『金属屋根(ガルバリウム鋼板)』のそれぞれの特徴やメリット・デメリットをご紹介いたします。


瓦屋根とは?

瓦を材料として使用している屋根のことです。瓦の主な原料は粘土やセメントなどで、それらの素材を成形・焼成して作られた屋根材です。


『瓦の種類と特徴は?』

瓦には、大きく分けて「陶器瓦」「素焼き瓦」「セメント瓦」の3種類があります。


陶器瓦

陶器瓦は釉薬瓦とも呼ばれ、粘土を型に押し固め、上に釉薬(うわ薬)をかけて高温の窯で焼き上げた粘土瓦の1つです。瓦の表面の釉薬がガラス質のため表面にツヤが出て、そのコーティングのおかげで水が浸み込みにくい特徴があります。耐久性と美観に優れており、日本古来の伝統的な趣と重厚感のある屋根材として親しまれています。


素焼き瓦

素焼き瓦は無釉瓦とも呼ばれ、粘土を型に押し固めた後に、釉薬をかけずに素の状態で焼き上げた瓦です。使用する土の色がそのまま瓦の色となるため、やさしい風合いがあるのが特徴です。建物を洋風で暖かみのある明るい雰囲気にしたい方に好まれています。


セメント瓦

セメント瓦は、セメントと砂を混ぜて型に入れて成型・焼成した人工的な瓦です。陶器瓦よりもコストが安く大量生産できるのが特徴で、1970年代から80年代の高度経済成長期に広く普及しました。2006年までに製造されたセメント瓦にはアスベスト入りの製品もあるため、リフォームの際には飛散しないよう細心の注意が必要です。



『瓦のメリットは?』

瓦は、「耐用年数が長い」「美観に優れている」「断熱効果が高い」というメリットがあります。


耐用年数が長い

瓦の中でも、陶器瓦は釉薬が塗られているため非常に耐久性があり、50年以上持つものもあります。また、塗り替えなどのメンテナンスも不要なため、長期間美しい状態を保つことができます。


美観に優れている

瓦屋根は独特の趣があり、和風には陶器瓦・洋風には素焼き瓦と、建物全体のイメージに合わせた風情のある雰囲気を演出することができます。


断熱効果が高い

粘土からできている瓦は、もともと高い遮熱機能を備えています。

加えて、瓦の波打ったような形状は、瓦(屋根材)と下地材に空気層を作るため、外部からの熱を伝えにくくする役割を果たしています。


瓦のデメリットは?

瓦は「重量がある」「価格が高い」「強風により落下する場合がある」というデメリットがあります。


重量がある

瓦は、一般的に他の屋根材と比べると重く、家全体を支える柱や梁に負担がかかるため、耐震性に劣るといわれいてます。

一方で、最近では瓦自体が軽いものもあり、また、屋根を支える構造の強度を増すことで耐震性をアップさせることができます。


価格が高い

瓦は、1枚当たりの値段が高いため、他の屋根と比較すると工事費用も高くなる傾向があります。

しかし、耐久性や塗り替えなどのメンテナンス性を考えると、生涯のトータルコストは抑えることができる屋根材の1つです。


強風により落下する場合がある

20年以上前に建てられた住宅の瓦は、瓦1枚1枚が固定されていないので、突風や台風などでズレや落下が起こる可能性があり注意が必要です。

しかし、最近では防災瓦が標準となっており、また、瓦同士の連結も強化されているので被害も最小限に抑えることができます。


『スレート屋根とは?』

スレート材を使用して施工した屋根のことです。主な原料は天然石の粘板岩やセメントを主原料としており、それらを薄い板状に加工した屋根材です。


『スレートの種類と特徴は?』

スレート材には、「天然スレート」「化粧スレート」の2種類があります。


天然スレート

天然スレートは粘板岩から作られた屋根材です。耐久性が高く、色褪せしにくいという特徴があります。天然石から作られているため価格が高価で施工しにくく、塗装もできないなどの理由から、一般的な住宅ではあまり使用されていません。


化粧スレート(コロニアル・カラーベスト)

化粧スレートはセメントを主原料としており、表面に塗装を施した屋根材です。コロニアルやカラーベストという商品名で呼ばれ、一般的にスレート材といえば、この化粧スレートのことを指しており、多くの住宅の屋根に使われています。


『スレート屋根のメリットは?』

スレート屋根は、「軽くて耐震性が高い」「価格が安い」「バリエーションが豊富」というメリットがあります。


軽くて耐震性が高い

スレート材は薄い板状の屋根材なので、瓦と比較すると軽量であるという特徴があります。柱や梁にかかる負担が少なく地震などの揺れに強いので、家全体の耐震性を高めることが可能です。


価格が安い

天然スレートは高価なものですが、セメントが主原料の化粧スレートは瓦や金属の屋根材に比べて安価です。化粧スレートは一般住宅に広く普及した屋根材で、取り扱いもそれほど難しくないため、工事を請け負っている業者も多いのく、費用全体も比較的安価です。


バリエーションが豊富

化粧スレートは塗装(色)や形が豊富なため、家全体のイメージやデザインにこだわりたい方に広く好まれている屋根材です。



『スレート屋根のデメリットは?』

スレート屋根は「耐久性が低い」「防水性が低い」「メンテナンスの頻度が多い」というデメリットがあります。


耐久性が低い

スレート材は薄い板状に加工されているため、経年劣化による割れや破損が起こりやすい屋根材です。


防水性が低い

スレー屋根は薄い板状の屋根材を1枚1枚組み合わせて施工します。そのため接続部分が多くなり水が侵入しやすく、コケやカビが繁殖すると劣化も進むので注意が必要です。


メンテナンスの頻度が多い

化粧スレートは表面に塗装を施しているので、10年に1度は塗り替えが必要です。また、日差しが強い、湿度が高くコケやカビが生えやすいなどの環境では、屋根の劣化も早くなります。定期的なメンテナンスで色褪せやヒビ割れをいち早く発見、補修することが家を長持ちさせるポイントです。



『スレート材にアスベストは入ってるの?』

スレート材には、大きく分けて「アスベストスレート」と「ノンアスベストスレート」の2種類があります。


アスベストスレート

アスベストスレートは、アスベスト(石綿)を原料とする屋根材です。耐久性と耐火性に優れていますが、アスベスト(石綿)が健康被害の原因になる可能性があるため、現在では製造・販売が禁止されています。


ノンアスベストスレート

ノンアスベストスレートは、アスベスト(石綿)の代わりに強力なパルプ繊維を使用した屋根材です。健康被害の心配がなく、安全に使用できます。


『金属屋根(ガルバリウム鋼板)とは?』

素材自体が低価格で高度経済成長期によく用いられたトタンや、寺社仏閣に多く使われている銅板、体育館やホテルなどの大型施設のステンレスで施工された屋根のことです。その中でも最近人気が高まっているガルバリウム鋼板について詳しく見ていきましょう。


ガルバリウム鋼板の特徴は?

ガルバリウム鋼板はアルミニウム、亜鉛、シリコンを組み合わせた合金にメッキを施し、それらを薄く板状に加工した屋根材です。厚さが1mm前後と非常に薄いのが特徴です。


『ガルバリウム鋼板のメリットは?』

ガルバリウム鋼板は「耐震性と耐久性に優れている」「デザイン性が高い」「リフォームに向いている」というメリットがあります。


耐震性と耐久性に優れている

ガルバリウム鋼板はアルミニウムの耐食性と亜鉛の防腐性を兼ね備えているので、サビに強く耐用年数が長いといわれいてます。また、瓦やスレート(コロニアル)よりも圧倒的に薄く軽い素材なので、建物への負担が少なく、地震に強い屋根材です。


デザイン性が高い

ガルバリウム鋼板は薄くて着色性が高いためカラーバリエーションが豊富で、洗練された雰囲気がスタイリッシュな印象を与えます。また、折る曲げるなどの加工がしやすいので、どんな形状の屋根にも対応することができます。


リフォームに向いている

既存の屋根を拭き替える場合は撤去費用及び処分費用にコストがかかるため、その上から新たに屋根を被せるカバー工法の可否を考える時代になっています。瓦の上から瓦を葺くことはできませんが、ガルバリウム鋼板は、その軽さと加工のしやすさにより、コロニアルなどのスレート屋根や、同じ金属屋根の上から屋根を葺くことが可能です。



ガルバリウム鋼板のデメリットは?

ガルバリウム鋼板は、「断熱効果が低い」「遮音性に劣る」「塩害に弱い」などのデメリットがあります。


断熱効果が低い

瓦や、コロニアルなどのスレート材には、それ自体に断熱効果がありますが、ガルバリウム鋼板は金属なので素材自体に断熱効果はありません。

家の熱が気になる方は、屋根の下地に断熱材を使用したり、断熱効果のあるポリウレタン付きのガルバリウム鋼板を選ぶことで解消できまます。


遮音性に劣る

ガルバリウム鋼板は金属製なので音を反響させやすく、また、非常に薄い素材のため振動を伝えやすい屋根材なので、雨音が気になる場合があります。断熱材と一体型のガルバリウム鋼板を使用することで、遮音性をアップさせることが可能です。


塩害に弱い

基本的にはサビに強いガルバリウム鋼板ですが、沿岸地域の潮風や工場の排気ガスがサビを引き起こす原因となる場合があります。それらの地域の建物には塩害に強いステンレスの屋根が向いています。

まとめ:目的に合わせた屋根材を選びましょう!

屋根材には多くの種類があり、それぞれに特徴があります。

そのため、家を建てる際やリフォームの時には、お客さまご自身が価格やデザイン性、機能性などを十分に考慮したうえで、何を優先したいのかを明確にして素材選びをすることが大切です。


吉見スレート工業は、40年以上にわたり建築板金職人として屋根工事に携わってまいりました。本日ご紹介したガルバリウム鋼板の施工は、板金事業者の専門分野です。板金工事には豊富な知識と高い技術が必要なため、瓦屋根やスレート屋根をガルバリウムの屋根にリフォームすることをお考えの方は、吉見スレート工業までお気軽にお問い合わせ下さい。


関連記事


【葺き替えとカバー工法のメリット・デメリットを比較!ーあなたに最適な工法は?】


【屋根リフォームの訪問営業に注意!ー代表的な詐欺の手口と対策】


【春の強風は要注意!-被害が発生しやすい場所と対策】


【屋根リフォーム工事にかかる日数は?ー工程と季節ごとのメリット・デメリットを解説】


【吉見町で使える屋根外壁リフォームの補助金について