【屋根が危ない!】台風で屋根が飛びそう...飛ぶ前のメンテナンスと飛んでしまった後の屋根リフォームとは?

皆さん、こんにちは。

埼玉県比企郡吉見町で屋根工事を手掛けている株式会社吉見スレート工業です。


台風が近づくたびに、「屋根が飛ばないだろうか?」と不安に思う方も多いでしょう。実際、強風によって屋根が飛ばされる被害は全国で毎年発生しています。もし、屋根が飛んでしまったらどうすればいいのか?どこに相談すればよいのか?慌ててしまうのは当然ですが、まずは落ち着いて適切な対応を取ることが大切です。


本記事では、台風で屋根が飛んでしまった際の応急処置や修理の依頼先、さらには今後の被害を防ぐためのリフォーム方法まで、わかりやすく解説します。事前にしっかりとした対策をしておけば、万が一の際も冷静に行動でき、被害を最小限に抑えることができます。大切な家を守るために、ぜひ最後までご覧ください。




本当に台風で屋根が飛ぶの?

「本当に屋根が飛ぶの?」と思うかもしれませんが、実際に台風の強風で屋根が吹き飛ばされる被害は全国で発生しています。たとえば、2024年9月に、台風14号の影響で九州地方を中心に住宅の屋根が飛ばされたという被害が報じられました。特に築年数の古い家や、メンテナンスがあまりされていない家で被害が多かったようです。

引用元:台風13号 鹿児島 奄美大島で住宅の屋根が飛ぶなどの被害


屋根が飛ぶ原因のひとつは、強風による強い風圧です。屋根材の固定が弱いと、風にあおられて浮き上がり、そのまま吹き飛んでしまうことがあります。特に瓦やスレート屋根は、固定が甘いと風の影響を受けやすく、棟板金(むねばんきん)や屋根のつなぎ目が劣化していると、そこから風が入り込み、一気に屋根が持ち上げられてしまうこともあります。


また、周りに高い建物がない地域や、風が抜けやすい地形では、さらに強い風が吹き抜けるため、屋根が飛ぶリスクが高くなります。


とはいえ、日頃から点検やメンテナンスをしていれば、こうした被害を防ぐことは十分に可能です。屋根材の固定がしっかりしているか、劣化している部分はないかを確認し、必要に応じて補修をしておけば安心です。台風シーズン前に専門業者に点検を依頼して、しっかり備えておきましょう。




屋根が飛んでしまった!まずは落ち着いて行動しよう

台風の後、自宅の屋根が飛んでしまったと気づくと、誰でも動揺してしまうものです。しかし、まずは冷静に状況を確認し、適切に対応することが大切です。焦って行動すると、かえって危険な状況を招く可能性があります。



1. まずは安全を確保する

屋根が飛ばされた直後は、建物自体が不安定になっていることがあります。強風が続いている場合や、屋根の一部が落下しそうなときは、家の外に出るのは避けましょう。雨漏りが発生している場合は、バケツを置いたり、濡れやすい家具を移動させるなどの応急処置を行います。停電やガス漏れの心配もあるため、必要に応じてブレーカーを落とし、安全確認をしましょう。



2. 周囲の被害状況を確認する

屋根の破片が近隣の住宅や道路に落ちていないかを確認することも重要です。特に、通行人や車に被害を与えてしまった場合には速やかに警察に連絡を入れるなど、被害を最小限に抑えるための対応をしましょう。



3. 無理な応急処置はしない

雨が続いている場合、屋根にブルーシートをかけることで室内への雨の侵入を防ぐことができます。ただし、屋根の損傷状況によっては、高所作業が非常に危険です。特に風が強い時や、屋根の強度が落ちている場合は、無理に作業をせず、まずは専門業者に相談しましょう。




屋根修理はどこに頼めばいい?信頼できる業者の選び方

台風で屋根が飛ばされてしまったら、一刻も早く修理を依頼したいと思うはずです。しかし、焦って業者を選ぶと、修理の質が悪かったり、不当な高額請求をされたりすることもあります。大切な自宅を守るためにも、信頼できる業者を選ぶポイントを押さえておきましょう。



1. 地元で実績のある業者を選ぶ

地元で長く営業している業者は、地域の気候や環境に詳しく、適切な施工を行ってくれることが多いです。また、施工後のフォローもしっかりしているため、万が一のトラブル時にも安心できます。全国対応の業者よりも、地域に根付いた会社のほうが、対応の早さや丁寧さで優れていることが多いのでおすすめです。



2. 強引な勧誘をする業者には注意!

「今すぐ修理しないと大変なことになる」などと不安を煽り、契約を急がせる業者には注意が必要です。特に、飛び込みで訪問してくる業者の中には、必要以上に高額な工事を勧めたり、手抜き工事を行うケースもあります。見積もりの際に、工事内容や費用の内訳をきちんと説明してくれるかどうかを確認しましょう。



3. 火災保険を活用できるか確認する

台風による屋根の損傷は、火災保険が適用されることが多いため、保険申請のサポートをしてくれる業者を選ぶのも一つの方法です。ただし、「保険を使えば実質無料」といった勧誘をする業者には要注意です。適用条件をしっかり確認し、信頼できる業者に相談することが大切です。




台風で屋根が飛ばないためにできるリフォームとは?

台風の強風で屋根が飛ばされるのを防ぐには、事前の対策が欠かせません。屋根のリフォームと一口に言ってもさまざまな方法があり、自宅の屋根の状態や予算に応じて適切な対策を講じることが重要です。ここでは、台風に強い屋根を作るためのポイントを紹介します。



1. 屋根材を見直す

屋根の強度を上げるためには、まず屋根材の選び方が大切です。昔ながらの瓦屋根は耐久性に優れていますが、固定が不十分だと強風で飛ばされることがあります。近年では、軽量で耐風性の高い屋根材へのリフォームが増えており、例えばガルバリウム鋼板などの軽い金属屋根は、風の影響を受けにくく、建物全体への負担も減らせます。屋根の状態を確認し、適切な屋根材を選ぶことで、台風による被害を軽減できます。



2. 屋根材の固定を強化する

屋根材がしっかりと固定されていないと、強風時に浮き上がって飛ばされる可能性が高まります。特に古い住宅では、釘やビスが緩んでいることが多く、そのまま放置すると台風の影響を受けやすくなります。屋根材を固定する金具やビスの増設、屋根の下地補強を行うことで、強風に耐えられる屋根へと改善できます。



3. 棟板金や接合部の補強を行う

屋根の中でも特に風の影響を受けやすいのが棟板金(むねばんきん)や屋根の接合部です。これらの部分が浮いていたり、釘が緩んでいると、台風の強風によって一気に剥がれ、そこから屋根全体が飛ばされることもあります。台風シーズン前に専門業者に点検を依頼し、必要に応じて補強しておくことが大切です。


「まだ大丈夫」と思わず、事前に対策をしておくことで、台風による被害を最小限に抑えることができます。




まとめ

台風による屋根の被害は、決して他人事ではありません。強風で屋根が飛ばされるケースは全国で毎年発生しており、特に築年数が経過した家やメンテナンスが不足している家ではリスクが高まります。しかし、事前に適切な対策をしておけば、被害を防ぐことは十分に可能です。


屋根が飛んでしまった場合は、慌てずに安全を確保し、適切な方法で応急処置を行うことが大切です。また、修理を依頼する際には、信頼できる業者を慎重に選び、火災保険の適用についても確認しましょう。


台風シーズンに入る前に、屋根の点検や補強を行うことで、大切な家を守ることができます。日頃からの備えが、いざという時に安心につながります。


台風による屋根の損傷、修理、事前のメンテナンスは屋根の専門家・雨樋のプロである吉見スレート工業にお任せください!!




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